加茂市の行財政健全化、その進捗状況
令和2年2月に策定した行財政健全化推進計画。
その令和2年度における取組状況について、9月22日に説明がありました。
市民の安心・安全な暮らしを守ることができるよう、また新しい事業に迅速に対応できるよう、令和4年度末に財政調整基金(市の貯金)を3億円にするのが目標となっていますが、現状はどのようなものかお知らせしたいと思います。
〇施策の効果額
人件費の抑制、補助金の見直しなどの結果、令和2年度の施策の効果による実績額は4億2,495万円となりました。
当初の目標額1億5,200万円と比較すると2億7,295万円も上回る結果となっています。
これを一覧表でみると
となります。
〇目標を大きく上回る成果
上の表のとおり、令和2年度は目標を大きく上回る結果となりました。
特に「自主財源の確保」については、目標額2,200万円に対して実績は2億4,209万円と10倍以上の実績額です。
この内容を見ると、
・市税等徴収体制の強化による徴収率向上・・・7,464万円
・ふるさと納税の増加による効果・・・1億6,448万円
という具合に、新たに力を入れたことが効果を上げているのがわかります。
〇他にも様々な取り組みが
この他にも、
・少ない職員数の中、類似する課や業務を統合することで効率化した
・国民健康保険税について、市税と同様に徴収体制を強化して収納率の向上を図った(効果額9,433万円)
・水道料金について、令和2年度10月請求分から料金改定を行った(2,023万円収入増)
など、様々な取り組みが行われています。
こうした行財政健全化は令和2年度の決算にも大きく表れていますが、それについては9月定例会において決算審査が終わった後にあらためて触れたいと思います。