403号線バイパスの開通はいつ?
国道403号線バイパスの田上・小須戸区間が開通したことで、加茂市から新津や亀田、新潟市中心市街地までのアクセスは格段に良くなりました。
今回は、全線開通に向けて進んでいる三条市、燕市方面の開通がいつ頃になるのか、さらに県央地域として求めている事業内容について見てみたいと思います。
◯大切な基幹道路
国道403号線は新潟市と県央地域を結ぶ重要な道路として位置づけられています。
現在着工中の三条北バイパス(8.32km)は、加茂市の下条川を渡って三条市に入り塚野目代官島線(景雲橋につながる道路)までを結ぶ区間です。
その完成によるメリットは、
・磐越自動車道、北陸自動車道など高速道路、上越新幹線といった高速交通網にアクセスしやすくなる
・救急医療体制における搬送時間の短縮
・時間的距離が短くなることによる経済活動の活性化
・働く場に広域からアクセスしやすいことで居住地の選択が広がる
などが挙げられます。
この一日も早い完成を目指して、さる11月2日、県庁へ出向き「国道403号線バイパスの整備促進についての要望」を提出しました。
◯開通はいつになる?
現在、加茂市から三条市間の工事が進んでいますが、全線の開通はいつになるのでしょうか?
要望書を提出した際に県の土木部長から、工事は着実に進められており令和5年12月には完成するものと思うというお話がありました。
令和5年というと県央基幹病院が開院する年。
先にお話しした救急医療体制に大きく関わるところです。
◯一部開通はある?
全線開通までに完成した箇所から通行可能になる予定。
来年の夏には、加茂市下条から保内工業団地につながる区間までが開通します。
◯事業化はされていないがその先も
要望では全線開通に向け事業を進めることともう一つ、
・事業化されていない県道塚野目代官島線から国道289号バイパスの区間について、早期に事業化を図ること
というものがありました。
これは、事業化はされていないものの、三条市の第二産業道路までつなげるという構想です。
第二産業道路の慢性的な渋滞を解消するため、国道289号線バイパスを新設する構想と一体のものとなりますが、財政状況や土地の確保など現状ではなかなか難しいところ。
加茂市をはじめ県央地区に関わる道路の整備を進めていただきつつ、私たちがこの道路によってどんなまちづくりに繋げられるのか、ぜひみなさんと考えたいと思っています。