中学生による市議会体験学習(その1)
3月11日、加茂中学校の生徒さん5名を加茂市議会に迎え「職業講話と体験学習」を行いました。
これは中学校と教育プラットフォーム「plat KAMON ぷらかも♪」(※)との共同プロジェクトです。
協力する市内13の事業所・団体をグループに分かれて生徒さんが訪れ、それぞれの仕事や活動に触れることで地域における学びの場とするというもの。
(※)「ぷらかも」については素晴らしい活動をしているので別の機会に紹介したいと思います
〇初めての市議会受け入れ
加茂市役所には毎年のように市内の生徒さんが訪れ、行政の仕事を学んでいらっしゃいます。
議場の見学なども行われますがそれも市役所として受け入れている中でのこと。
実は中学生の職業講話と体験学習を加茂市議会が受け入れるのは初めてのことでした。
〇どんな風に進めるか、それが悩みどころ
市民と市議会、市役所との関わりについて説明したり議場を見学してみたりは思いつくものの、市役所の仕事ではなく市議会の役割を生徒さんに感じてもらう方法については悩みどころでした。
結果として、
・最初に議場と当日行われている常任委員会の様子を見学する
・市議会のしくみについて説明する
・市役所企画財政課の担当者より「ふるさと納税」についてお話しいただく
これに加えて
・ワークショップ「加茂がどんなまちだったら良いか」
としました。
市議会は市民と一緒に地域の今とこれからを考える役割も担っていることから、生徒さんと加茂市について語り合ってみたい、それが一番この仕事を感じてもらえるのではと思ったところです。
〇全員フラットに話そう
ワークショップでは
・加茂にあったらよいと思うもの
・加茂がどんなまちだったら良いか
という、生徒さん達に事前に考えてきてもらっていた2つのポイントについて、その内容を深めながら進めます。
参考までにこのワークショップには企画財政課の職員さんも参加してくださいました。
〇加茂にあったら良いものは?
まず初めに「加茂にあったら良いもの」について
生徒さん達からでたのは
・人力車がいつでも乗れる (理由:加茂の魅力が感じられる)
・加茂病院に小児科があったら良い (理由:兄弟が病気の時に困った)
・加茂山の池を今よりずっときれいにしてほしい (理由:池の奥の方が良いのにもったいない)
・スターバックス (理由:おしゃれな街にはつきもの)
ほか、しっかりと話してくれました。
生徒さん達はただあったら良いものを挙げるだけでなく、その理由についても考えてくれてきたことにびっくり。
相当に準備していたことが推察されます。
これを踏まえ「加茂市がどんなまちだったら良いか」についても話し合うのですが、その展開も大人の方が驚くほどに的確でした。
少し長くなりそうなので、それらに関しては(その2)としたいと思います。