これからのメリアと加茂市のかかわり(その1)
7月1日、メリアに出店していたサンゴマートが事業を停止し、駅前近辺の車を持たない方々の買い物をする場所がなくなってしまうという事態が生じました。
驚きとともに駅前を中心とした商店街の今後が心配されるところです。
〇メリアはどこの所有?
メリアの所有区分は、メリアを管理運営する加茂ショッピングセンター協同組合が2階部分を、サンゴマートが1階と3階部分を所有していました。
〇サンゴマート所有分をどうするか?
協同組合としては1階と3階の両方を所有してくれるスーパーの引き合いを希望していました。
しかし、交渉しているスーパーは出店に興味はあるが3階までは考えていない、さらに物件(1階)は取得するのではなく、賃貸でなければ出店できないとのことでした。
そこで協同組合は債権者となっている金融機関と協議しましたが、先方からは「1階と3階を一括取得するのであれば価格についてできる限り協力するが」という回答でした。
これを受けて協同組合としては、財源的に難しいため3階に出店する事業所等が無ければメリアを購入することはできないという結論に至ったとのことです。
〇加茂市が取得に動く
そこで加茂市では、車を持たない市民の方や高齢者が買い物難民とならぬよう、さらには駅前の賑わい創出の観点からも、メリアの1階にスーパーが出店していただく助けとして、市が3階部分を取得し、市民サービスセンターやコミセン、学生たちが利用できる自習室等に活用することが必要だとの考えを示しました。
ただし、予算の関係上、取得については来年度以降になります。
〇市が取得するという事について
先の理由からメリアの3階で市が事業を行うことは理解できます。
しかし私は、本当に財政が厳しい中で新たな不動産を市が取得して良いのかを慎重に審議する必要があると思っています。
たとえば1階に入るスーパーと同様に、市が3階を借り受けて事業を行っても目的は達成できるのではないでしょうか。
次回のブログでも、引き続きこの案件について述べたいと思います。