加茂市らしいふるさと納税について考える
歳入増を目指す策としてすっかり定着した感のあるふるさと納税。
加茂市ではその返礼品について、去る8月21日にリニューアルが行われました。
今までの76品目に七谷産コシヒカリや総桐からくり金庫タンスなど、新たな返礼品を加え104品目に拡充したというのがその内容です。
10月にはさらに品目を増やす予定とのこと。
〇商品を増やすことで収入増を図るのも一案だが
ふるさと納税をしたいと考えたとき、品目が増えることで魅力が増すのは当然です。
おそらくそれによって加茂市に寄付をしてくださる方も増えることでしょう。
確かにそれも収入増につながる一案ですが、ほかの地域の品目と比べられるのではなく加茂市らしいふるさと納税の在り方を検討しても良いのではないかと私は考えます。
〇市の事業やイベントにふるさと納税を
平成30年6月定例会で私は、特定分野の行政事業やイベントに賛同する形で寄付をいただくガバメントクラウドファンディングについて提案いたしました。
クラウドファンディングとは、様々なサービスや事業、イベントに賛同した人が主にインターネットを通じて寄付をするものですが、これを市町村など自治体が行うものをガバメントクラウドファンディングといいます。
〇燕市では幼保、小学校のエアコン設置に10億円のふるさと納税が
一つの例として燕市では、エアコンが設置されていない幼稚園や保育園、小学校にエアコンを設置し、子どもたちが安全で安心して保育や教育を受けられる環境を整備することをふるさと納税の目的に掲げ募集しました。
趣旨に賛同する事業者と市の官民連携により、ふるさと納税においてエアコン設置に対し賛同した寄付者からの金額の一部を事業に充てるということで、おどろくことに10億円の予定額を達成しました!
〇加茂市がメニューに掲げるならば
加茂市は以前から加茂山や加茂川など、その環境について評価が高く、季節ごとのイベントも風物詩となっており、市内外から多くの観光客が訪れます。
一方で財源は市の負担や趣旨に賛同する有志の負担で賄われており、その経済効果を疑問視する声も少なくありません。
そこでその価値を維持し高めるための財源としてふるさと納税を活用してはいかがかと思います。
ふるさと納税をしていただく際に使途目的を示し、その事業の応援者として関わっていると感じていただくことは、寄付する側にとっても誇らしいものではないでしょうか。
〇加茂川のこいのぼり、リス園などメニューは盛りだくさん
ふるさと納税の寄付者となる市外の方々からその価値を認めていただき、これからも続けてほしいと思われるもの。
例えば、
加茂川のこいのぼり
加茂山公園
リス園
冬鳥越スキー場
AKARIBA
挙げたらきりがない程に多くのものがあります。