たきざわ茂秋加茂市議会ニュース

加茂市議会議員、滝沢茂秋の日々の活動などから見える加茂市の姿をお知らせします。

LINEと学力、その関係性に驚愕!

8月26日、加茂市立葵中学校の学校保健委員会と葵中サポート委員会が開催されました。
私は委員を務めていることから出席したのですが、会議の中心は子どもたちの生活環境、それも携帯電話など通信機器の発達による近況についての話がほとんどでした。

会議の中で示された「通信機器と定期テストの関係について」という調査の結果、これには考えさせられるものがあります。

 

〇通信機器と学力の関係

調査は通信機器と学力の相関関係について、平成27年新潟市内中学校を対象として行われたものです。
その調査方法は、各学年ごとに3回の定期テスト(5教科・500点満点)で集計し、
・携帯電話を持っているか? 
ツイッターSNSをしているか?
・LINEをしているか?
の3項目に分け、平均点を出し比較しています。
すると、

・携帯電話
 1年生 持っている304.5点  持っていない310.2点  その差5.7点
 2年生 持っている317.0点  持っていない325.6点  その差8.6点
 3年生 持っている291.2点  持っていない320.4点  その差29.2点
 
ツイッターSNS
 1年生 している301.6点  していない311.4点  その差9.8点
 2年生 している312.8点  していない329.3点  その差16.5点
 3年生 している294.3点  していない316.8点  その差22.5点

学年が上がるにつれて携帯電話の所持やツイッターの利用による学力の差が大きくなっているのがわかります。
そして最も差が大きく出ているのがLINE

・LINE
 1年生 している302.5点  していない316.8点  その差14.3点
 2年生 している299.0点  していない351.2点  その差52.2点
 3年生 している291.2点  していない333.2点  その差42.0点

LINEをやっているかどうかで、500点満点のテストにおいてこれだけの差が出ているのは驚きです!

 

私たちは日常的に情報受発信・購買活動・娯楽等のためのツールとして通信機器を利用し、いまやその存在は欠かせないものとなっています。
確実に生活の利便性が向上している反面、様々な負の影響がみられるという事も事実。
だからこそ、そのメリットとデメリットについて機会あるごとに確認していくことが大切なのだとあらためて感じた会議となりました。