たきざわ茂秋加茂市議会ニュース

加茂市議会議員、滝沢茂秋の日々の活動などから見える加茂市の姿をお知らせします。

7.13水害の日に

いまだその終息をみない、西日本を中心とする平成30年7月豪雨
亡くなった方と行方不明者を合わせて200名以上という甚大な被害に接し、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。
災害は他人事ではなく、まさに14年前の7月13日に中越地方を中心として発生した豪雨(7.13豪雨)では、16名の方が亡くなりました。
当時、被災した三条市の友人宅で後片付けしながら、天災を前にしたときの人の無力さを痛感したのが強く記憶に残っています。

 

市が日頃から災害に対して備えていくことは、私たち市民が安心して生活するために必要な事柄です。

 

〇避難場所をわかりやすく

なかでも、万が一の時に避難する緊急避難場所・避難所についての情報は、信濃川、加茂川、下条川など大きな河川が居住区の多くに関係している加茂市にとって不可欠なもの。
しかし残念ながら、自分の地域で災害が発生した場合に避難できる場所がどこにあるのかがわかりづらいという声を頻繁に耳にします
そこで私は以前から、子供からお年寄りまで、全ての市民が日頃から認識しやすい環境整備として、指定緊急避難場所及び指定避難所となっている施設に「避難所」という看板を設置して、災害発生時の避難場所の選択肢になり得る施設であることを明示してはいかがかと提案しています。

 

〇須田地区と西地区は水害に脆弱

市長は「加茂市の公共施設のほとんどが水害にも地震にも対応できるものと考えているが、須田地区と西地区の公共施設は、基本的に水害対応ではない。しかし状況に応じ、万が一他に逃げる場所がないような切迫した事態となれば、須田地区と西地区の公共施設もやむを得ず水害対応となることもあり得る。」との考えを示しています。
このことについては、ぜひ広報かもお知らせ版等に水害対応ではない旨を明記し、万が一他に逃げる場所が無くなるような切迫した事態の前に、該当地区の方々から速やかに安全な指定緊急避難場所へ避難していただけるようにするのがよいと思っています。

 

〇広報かもお知らせ版8月15日号は保管しましょう

加茂市では9月1日の防災の日にあわせて、毎年8月15日発行の広報かもお知らせ版

「9月1日は『防災の日』 防災への備えは大丈夫ですか?」

という表題の下で、地震に備える、風水害に備える、始めよう防災準備、以上3つの項目に分け、それぞれに必要な事柄について市民に対し周知しています。
防災関連の情報ページだけを取り出して保管できるので、配布されたらぜひご一読いただき、わかりやすいところに置いておいてください。

 

平成23年には7月29日に豪雨災害が発生し、加茂市でも避難指示が発せられました。
その年は空梅雨で、油断していたところもあったかもしれません。
私は議員として、市が災害に対する市民への情報提供を充実させるべく働きかけていくのはもちろんですが、普段から皆さんと万が一の際にどうするべきか、考えていきたいと思っています。
ご意見やご不明なところがありましたらぜひ教えてください。