たきざわ茂秋加茂市議会ニュース

加茂市議会議員、滝沢茂秋の日々の活動などから見える加茂市の姿をお知らせします。

ふるさと納税について~6月議会の一般質問から・その2~

平成30年加茂市議会6月定例会において「ふるさと納税」をテーマに一般質問を行いました。
今回は市長答弁を中心に記載します。
参考までに前回のブログはこちら
ふるさと納税について~6月議会の一般質問から・その1~

 

〇答弁その1・現状の確認

(質問の趣旨は、現在の進捗状況と展望について)
加茂市において返礼品の検討を続けて参りました。現在、大きく分けて、食品、日本酒、米、果物、衣類、木工製品など。
早期に運用開始ができるよう、引き続き検討していきます。
また、財政的な展望については、やってみなければわかりません。

 

〇答弁その2・見守りサービスを返礼品目に

(質問の趣旨は、日本郵便が行っている高齢者向けの見守りサービスを返礼品目にくわえてはいかがか)
品目に加える予定はありません。
他市では行っているところもあるが、見守りが必要な方ですと、果たして月1回で済むのか、期間の途中で、見守りの必要が無くなったらどうするかなど、問題もあろうかと思います。
見守りが必要なほどの方であれば、ぜひ加茂市介護・看護支援センターにご相談いただきたいと思います。
状況に応じたホームヘルパーの派遣など、的確に対応いたします。

 

〇答弁その3・クラウドファンディングの導入

(質問の趣旨は、市の政策に賛同・共感していただいた方から目的を明確にした寄付をしてもらう「クラウドファンディング」を導入してはいかがか)
加茂市の現状は、選択的に寄付を募るというほどの余裕はありません
・市民の皆様の幸せのための支出の増
・毎年のように行われる地方交付税の更なる減額
・昨冬の大豪雪への対応
など、近年になく厳しい状況であります。
加茂市の今年度はじめの、自由に使える貯金は170万円しかありません
このような中で、選択的に寄付を募るようなやり方は、難しいものと思います。

 

〇所感

前回のブログで述べた通り、そもそもふるさと納税の意義は、納税者が寄附先を選択することにより、その使われ方を考えるきっかけとなり、自治体が国民にその取組をアピールすることで、選んでもらうに相応しい地域のあり方をあらためて考える機会としていただきたいというものです。
市長の答弁から、加茂市においてふるさと納税を導入する目的は、喫緊の課題となっている財源不足に対して、いくらかの助けとなればよいというもののように感じました。
 現状、なかなか進まない検討作業ですが、市民にとってこの制度導入が安心感の増大につながるよう、財源の増額にとどまらない事業執行を目指していただきたいと思います。