たきざわ茂秋加茂市議会ニュース

加茂市議会議員、滝沢茂秋の日々の活動などから見える加茂市の姿をお知らせします。

加茂市を水害から守る河川改修

近年、異常気象による災害が頻繁に報道されるようになりました。
私たちの住む加茂市でも、平成23年7月29日には豪雨により避難指示が出されるなど、度重なる経験から、毎年6月から7月にかけては水害が心配されるところ。

〇現在行われている対策は?

現在、国土交通省北陸地方整備局は、7.29水害を契機として信濃川下流域の水害対応事業を実施しています
7月12日に該当する市町村へ、現在までの進捗状況について担当より説明がありましたので、特に加茂市に関わる箇所についてお知らせします。

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7/12 信濃川中ノ口川治水事業促進期成同盟会より

 

加茂市区域での河川改修

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上の写真は山島新田地区の河道掘削の様子です。
全体約50万㎥の河道掘削に対して、今年3月末時点で約8割まで進捗しています。
予定では今年度中に赤い部分の工事が終了し、全体が完成することになっています。


〇河道掘削は効果を発揮する?

実際の効果はどのようなものか。
田上町で豪雨時に水位が低く保たれた例がありますので紹介します。
平成29年7月に3回、梅雨前線豪雨により、田上町保明新田水位観測所で避難判断水位に達する危険がありました。
しかし、平成23年以降の治水事業として実施した、田上町よりも下流域にある新潟市南区上八枚地区での河道掘削により、掘削前に比べ水位が約20㎝程度低く保たれたそうです。
これにより田上町として避難準備情報などを発令するまでに至らず、住民の安全が確保できたとのこと。


今年度中に完了する山島新田地区河道掘削により、加茂市民の安全が確保されることを願うばかりですが、それと共に新たに配布されたハザードマップの有効活用など、さらなる防災対策を図っていかなければなりません。
これらの啓発は、議会と行政が今後いっしょにすべきことでしょう。
まずは、水害の被害なく梅雨明けを迎えたいものです。