たきざわ茂秋加茂市議会ニュース

加茂市議会議員、滝沢茂秋の日々の活動などから見える加茂市の姿をお知らせします。

請願を出します(市民の声を届ける術として)

市議会3月定例会が3月11日から始まります。
この議会に、以前から議論となっている中学校の部活動の方針についての請願を提出します。


〇請願とは?

請願というのは、国や市町村などに対し、その権力によって受けた損害の救済や、法律や条例を作ってほしい、改正してほしい、無くしてほしいといった市民の声を、議会を通じて行政に訴え実現を求める権利のこと。

歴史的にみると、封建君主が持っていた絶対的権力によって侵害され、制約されていた人民の権利を救済する制度としてつくられ、今日に至っているものです。


〇大切な市民の権利として

日頃から活動している中で「どうせ市民の声は届かない」とか「議会で議論していることはわかりづらい」といった言葉を聞くことがあります。
自分には関係ないと思うことや、逆に大切なのに行っていないと思うことが多いと、市と議会は自分たちと別の世界で勝手に話し合っていると感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも実際には、地域の生活に関係する内容が議会で話し合われ、そこで決まったことが市によって行われているわけで、もし今の制度に問題があると感じたなら自ら声を上げることも大切
そして、この大切な権利こそが請願です。
さらには、それを市民の代表として議場へあげるのが議員の大きな役割になります。


〇請願を提出すると

加茂市議会では請願が提出されると、その内容に関係する常任委員会という組織で審議して採決し、認めるべきかどうかを決め、本会議と呼ばれる議員全員の場に報告されます。
その後、議員全員により正式に採決を行い賛成多数となれば、請願の内容を議会が求めるものとして、正式に市や国などへ送付します。
そして送付された市や国は対応を検討し、議会に対して請願内容の処理経過や結果について報告しなければいけません。

今回の請願は「加茂市立の各中学校における運動部活動の方針の改定等を求める請願」です。
当然のことながら求める相手は加茂市加茂市長)となります。
詳しい内容については次のブログで書きたいと思いますが、市民の声を形にする大切な権利である「請願」を、この機会を通じてよりたくさんの方に知っていただきたいと思っています。

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