学校の耐震化、始まる
加茂市の大きな課題の一つである学校の耐震化工事が始まりました。
現在着手しているのは葵中学校です。
〇葵中学校を耐震化する背景は
平成25年に耐震改修促進法が改正され、葵中学校が大規模な建築物として耐震診断が義務付けられたことから調べたところ、アイエス値という指標が0.4でした。
この数値が0.3未満の場合「震度6の地震で倒壊または崩壊する危険性が高い」とされています。
最悪の数字ではありませんでしたが、葵中学校の0.4は「震度6の地震で倒壊または崩壊する危険性がある」という結果。
そこで今回の耐震化に踏み切ることとなりました。
〇これからの工事予定
耐震補強工事は3期に分けて進められる計画です。
・1期目(平成30年度完了予定)屋外非常階段の改修で予算額2,500万円
・2期目(平成30~31年度)校舎耐震化で予算額1億円
・3期目(平成31~32年度)校舎耐震化で予算額1億円
全体で計4年間、予算総額2億2,500万円の事業となります。
〇加茂市の負担額は
今回の耐震化は、学校施設環境改善交付金の中の地震防災対策事業という国の補助制度を利用します。
補助金を除く加茂市の負担額は、
・国の補正予算で認められた場合、加茂市の負担額1億4,155万円
・国の当初予算で認められた場合、加茂市の負担額1億4,775万円
となります。
〇子どもたちの安心・安全のために
子どもたちが多くの時間を過ごす学校施設。
葵中学校を含め8校の校舎耐震化がまだ完了していないので、それらについても継続して耐震化を進めていかなければいけません。
日常的に安心して生活できるよう、市としてだけでなく地域の住民としても、この施設整備は地域の課題として捉える必要があるのではないでしょうか。