たきざわ茂秋加茂市議会ニュース

加茂市議会議員、滝沢茂秋の日々の活動などから見える加茂市の姿をお知らせします。

子育てサークルと幼稚園

 〇子育てサークルと懇談

 子育てしていると心配なことや困りごとは多いものです。

そして、そんな気持ちを共有する場として大切な役割を担っているもののひとつが子育てサークルです。

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 今日の午前は、加茂市内にある「下条やんちゃくらぶ」と「ちょっといい加茂育ち合いCafé 」の二つのサークルと地方創生特別委員会との懇談会でした。

 実際に子どもたちが遊んでいる中で、お母さんたちから日頃の疑問や提案をお聞きします。

 

〇子育て中は不安だらけ!

 加茂市で行われている事業について、医療費の助成や乳児期の助産師の派遣など、喜んでいただけているものがある反面、子育て支援センターや相談窓口などは充実を求める声が多く、子育てに安心感を持てる環境が不足している状況がはっきりとわかりました。

そういえば、自分の子どもたちがおしゃべりできない頃は、何で泣いているのか?何を言いたいのか?って小さい事でも心配したものです。

今回の懇談会は、そんな大切な気持ちを思い出させてくれました。

 

〇市内の幼稚園と懇談

 午後からは、市内の幼稚園の先生方との懇談会。

 会場は、我が家のとなり「加茂白百合幼稚園」です。

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 加茂白百合幼稚園、あおい幼稚園、テモテ・ルーテル幼稚園の園長先生方と1時間半にわたり現状を教えていただいたり、これからの幼児教育についての考えをお聞きしたり。

 

〇教育機関としての幼稚園

  先生方は、保育所と幼稚園の大きな違いとして、教育の場としての存在意義についてお話しされていました。確かに幼稚園は文部科学省管轄であり、加茂市においては教育委員会の所管となっています。

 しかし現在、国は子ども・子育て支援法により、幼稚園と保育所を将来的に財政支援上で共通化する新制度を進めています。つまり幼稚園、保育所の持つ良い部分を統合して子育て支援を充実したいというもの。

たしかに質の高い保育と教育を両立させていくのが理想としても、現場でははなかなか難しいというのが生の声です。

実際、加茂市内の幼稚園でも、新制度に移行する園とそれに躊躇する園にわかれていました。

 

〇子育ての場に関わる方々の思いに共通するもの

 加茂市の子育てサークル、幼稚園、それぞれ子どもに関わる方々のお話をお聞きし、現在必要な支援を自分なりに考えてみました。

「安心感をもって子どもを育てたい」

というのが親の気持ちであり、園の役割の共通するところ。

幼稚園や保育所及び認定こども園が、それぞれの持つ特性を最大限に発揮しつつ、子どもの育ちに関わるものとして、不安の払しょく、情報の提供をスムーズに行えることが大切になります。

 

今日一日の懇談会を経て、これから子育てに関する事業を提案する中で「親子にとってその事業を行うことが安心感のある子育てにつながるか」を一つの価値基準にする必要性を感じました。