加茂川漁協との懇談から
11月14日、加茂市議会の地方創生特別委員会と加茂川漁業協同組合の懇談会が行われました。
懇談では、漁協の相川義弘組合長より、現在の事業内容はもちろん、加茂川を中心とした河川等の環境についてなど、多岐にわたってお話しいただきました。
〇主な収入源はイクラ
加茂川漁協の年間事業額は約1千万円。
イワナ、ヤマメ、鮎の養殖と販売、そして何よりイクラの販売が大きな収入源です。
加茂市からは、運営費補助として64万円、加茂川と下条川ダムの入漁料を無料にしている補償金として86万円、合計150万円を支出しています。
他に今年度の事業として、加茂市長谷地区にある組合の管理棟および倉庫が10月に建設され、12月には養殖池が完成する予定です。
管理棟・倉庫の建設費(総事業費1,500万円、うち県補助600万円、市補助60万円)
〇いまは鮭の遡上がピーク
11月から12月にかけて加茂川では、鮭の遡上がみられます。
下河原にある鮭の捕獲場には市内外の小学校が見学や学習で訪れており、今日も加茂小学校の児童が見学していったとのことです。
確かに、街中を流れる川でこれだけ大量の鮭が泳ぐ姿がみられるのは稀ですね。
〇漁協の組合長が望むもの
川を活用したまちの活性化は大切ですが、相川組合長はこの川の環境が守られていくことを何より望んでいらっしゃいました。そのために、地元の子どもたちへ川のある素晴らしさを伝えるのがご自身の役割となっているとのこと。
加茂のシンボルの一つとなっている加茂川。
漁協とともにその環境を守るのは、行政としてやるべきことなのだと思います。