平成28年度水道事業会計決算の審査から
平成28年度水道事業会計決算の審査が特別委員会にて行われました。
これについて私は賛成としました。
賛成した際に着目したポイントは、
〇4,740万円の純利益
事業収益5億3,284万円、事業費用4億7,969万円で4,740万円の当年度純利益が生じたこと。
〇老朽管改修による漏水の改善
須田地区の水道管破損事故の対応など、配水管布設替事業により無効水量(漏水の量)は前年比9.3%の減少となった。
その結果、1㎥あたりの給水原価は107円16銭となり(※1)、供給単価117円66銭と比較して10円50銭の販売利益となった。(昨年度は4円44銭の販売利益)
※1.漏水量が減少すると、今まで無駄になっていた水量が減る分だけ給水原価は下がります。
ただし、以下の点については意見を述べました。
〇今後の老朽管の改修について
加茂市内には、いまだに昭和40年代に布設されたような石綿管が8,680mもある。
いつ破裂してもおかしくないこれらを改修するには6億円以上かかるので、計画的な事業を求める。
〇水道料金未納への対策
水道料金の未納が現在7,634万円程まで膨らんでいる。
ライフラインとしての対応で水道を停止しないという考え方は理解できるが、中には営業用・工業用として使用しているものもみられる。これは「命をつなぐための水」とは言えないのではないか。
これらについては使用者に対して真摯に向き合っていただきたい。
この議案については、10月5日の本会議最終日に議会で審議されることになります。