たきざわ茂秋加茂市議会ニュース

加茂市議会議員、滝沢茂秋の日々の活動などから見える加茂市の姿をお知らせします。

1月9日断水発生、その対応

1月9日から10日未明にかけて、加茂市内の約200戸で断水が発生しました。


〇断水の原因は?

加茂市は、市民全員が粟ヶ岳で育まれた水を飲むことができることをひとつのメリットとして謳っています。

この水、実は全てが加茂川の上流にある水源地からのものではなく、三条地域水道供用水給企業団から下田経由で譲り受けている水も含まれています。
今回の断水は、この三条市からくる水道用水の送水管が保内の踏切付近で漏水したため、その復旧までのあいだ送水が停止されたことが原因でした。


1月9日の5時34分に発生、その後作業のために断水となり最終的に収束したのは翌10日の午前2時45分。

 

〇その際の対応は

三条市からくる水道用水は、加茂市内の矢立と都ケ丘にある調整池で管理されています。
そのうち都ケ丘の調整池で賄われている地域の一部(約200戸)で断水したため、水道局が所有する給水車を現地に向かわせ、職員による地域への広報を行うと同時に、断水する世帯に10リットルの給水袋を配布しました。

また、今回は加茂市だけでなく田上町も広範囲で断水したため、加茂市給水車2台と職員を田上町の断水した地域に派遣し支援活動を行いました

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今回、加茂市田上町に配備した給水車



〇対応についての声

今回の断水では、加茂市内で大きな混乱はなかったようです。
ただ、田上町では緊急速報エリアメールで町民に周知されたのに対し、加茂市では該当地域への職員による直接広報という形がとられました。
ここは意見の分かれるところだと思いますが、広域に影響があったためエリアメールで対応した田上町、該当地域が限定的なため直接広報を行った加茂市の対応、それぞれ適切だったのではないかと思います

今回、こうした規模に応じた周知活動と適切な作業ができたことは、ともすると当然のことのように考えてしまいますが、私たちが安心して生活できているベースには、日頃からの行政の体制づくりがあるということを忘れてはいけないと感じています。