たきざわ茂秋加茂市議会ニュース

加茂市議会議員、滝沢茂秋の日々の活動などから見える加茂市の姿をお知らせします。

児童館の利用、新一年生はいつから?

放課後や長期休暇など、仕事で家庭に保護者がいない等の理由から、子どもを預かる場として設置されている児童館。

加茂市においては各小学校、7箇所で運営されています。

 

〇春休みは在校生だけが対象

 春休みにも開設され、新二年生~新四年生までが利用しています。

しかし新一年生については、入学式翌日からの利用となっています。

現在、3月31日までは原則として保育所等に通っているため、保護者は安心して仕事ができますが、4月1日から入学式までのあいだは児童館に通うことができず、結果として子どもは家庭にいることになります。

 

〇だれかが仕事を休まなければ

 ということは、仕事の都合で児童館に通わせたいと考えている保護者は、そのあいだ仕事を休むことになります。

月給制で有給休暇が取得できるような場合は良いかもしれませんが、パートや日給月給の仕事に従事している場合、30年度でみると、4月2日(月)から6日(金)まで5日間仕事を休むことになり、月の給与の4分の1が休みのために減額となります。

 

〇議会において提案、しかし・・・

 私は、児童館の事業背景を考えれば、新一年生は4月1日から利用できるようにするべきだと考えます。

そこで、議会において市長へその旨提案いたしました。

市長はこれに対し、

〇準備期間が必要

〇入学式前は子どものことが学校ではわからないため、トラブルが発生するかもしれない

〇保護者が仕事を休む必要はない

などの理由をあげ、今までどおり入学式後の児童館利用とすると答弁しました。

 

〇他のまちは4月1日から

 近隣の自治体では当然のように4月1日から受け入れを開始しています。

準備期間が必要か調べてみると、ほかの自治体ではそれほど課題になっていませんでした。

  

〇児童館は大切な子育て支援

仕事や介護・育児のため、やむなく利用している保護者にとって、児童館は子育てに大きな助けとなる事業です。

そもそも加茂市は、春休み中に児童館が休みかといえばそうではなく、在校生を対象に通常のとおり開設しているので、特別な追加予算が必要になるわけでもない。

卒園と入学の関係で「はざま」となるこの数日間に、新一年生が児童館を利用できるようにするのは、小さいようだけれど大切な子育て支援ではないでしょうか。

 

わたしは今後も新一年生の受け入れについて働きかけていきたいと思っています。