青海神社の伝統行事、御粥神事
加茂のシンボル的存在の青海神社では、小正月に御粥神事(みかゆしんじ)が行われています。
今回、私は伶人の笛方としてお手伝いさせていただきました。
〇御粥神事とは
御粥神事(みかゆしんじ)とは、小正月を祝い一年を健やかに過ごせるよう神前に小豆粥を献じて、五穀豊穣・国家安全を祈願する行事です。
〇その歴史は古く
毎年1月14日の22時(午後10時)から行われるこの行事。
1740年の青海神社歳中行事式という文書にも記載されており、その歴史の重さを感じさせます。
凍みるような夜の青海神社にて、行事の名前のとおり小豆粥を献じ、神官から参拝者へもお粥と御神酒が振る舞われ、さらには神官による和歌の斉唱も行われるなど、神社の特別な行事のひとつです。