たきざわ茂秋加茂市議会ニュース

加茂市議会議員、滝沢茂秋の日々の活動などから見える加茂市の姿をお知らせします。

ブックスタート事業始まる!

今月7日から、加茂市において子ども達に絵本をプレゼントする「ブックスタート事業」が始まりました。

 

 

ブックスタート事業って何?

主に0歳児を対象に、その健診などの際に絵本の読み聞かせ会を開催して、参加された方々に1~2冊の絵本をプレゼントするというもの。

現在、新潟県内の30市町村のうち加茂市を加えた17市町村が行っています。(NPOブックスタート調べ)

参考までに全国の事業を行っている地域で手渡している絵本の冊数は、1冊が42%、2冊が54%、3冊が4%です。

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今回、加茂市では9~10カ月の育児学級の際に絵本の読み聞かせを行い、参加者に絵本を1冊ブックバッグに入れてプレゼントします。

また、その時に参加できなかった方には後日、地区担当の保健師を通じて手渡しするとのこと。

 

 

ブックスタートの効果は?

この事業について、全国で様々な調査が行われていますのでいくつか紹介します。

 

北海道根室市で行ったアンケートでは、ブックスタート事業により「絵本があるので親子で心のふれ合う時間が増えた」と回答した方が84%に上りました。


茨城県牛久市では、図書館にプレゼントされたブックバッグを持って来館する親子が増え、未就学児の利用実績は事業導入前2002年度に比べ、7年目の2009年度は利用点数が3.5倍、親世代である30代の方の利用も1.8倍になりました。

 

神奈川県秦野市の調査によると、ブックスタートで絵本の配布を受けた子どもを持つ保護者108人と、事業実施前に子どもが誕生したため配布を受けられなかった保護者98人に対してアンケートをとったところ、読み聞かせの頻度「週3~4回」は、実施前の19%に対し、実施後は32%と頻度が高くなっています。

また、図書館へ行ったことがあるかとの問いには、実施前が28%に対し実施後は41%と、この事業を通して図書館が身近に感じられるようになったようです。

 

他の調査でも、配布された絵本について「活用している」と回答した方は81%と高率になっており、「今後も継続してほしい」との声も91%とたいへん好評です。

 

子育て支援の有益な事業であり、その後の情操教育にもその効果が期待されるブックスタート事業、まずは子どもと保護者の楽しくふれあう時間のお手伝いになればと願っています