たきざわ茂秋加茂市議会ニュース

加茂市議会議員、滝沢茂秋の日々の活動などから見える加茂市の姿をお知らせします。

加茂市・田上町、ごみ焼却場のいま(その1)

昭和55年に完成、供用を始めたごみ焼却場「加茂市田上町清掃センター」。
新聞報道等にあるとおり、1号炉において基準を超えるダイオキシンが排出されているため、1月16日から停止しています
わたしたち加茂市議会と田上町議会は、有志15名で施設の現状を視察してきました。

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加茂市田上町清掃センター、現在は2号炉のみの運転です



〇基準を超えるダイオキシン濃度

排ガス中のダイオキシン類濃度の基準値は1㎥あたり5ナノグラム
今回、この1号炉の排ガスからは13ナノグラム検出されました
現在は県の指導により停止し、1月27日から2月6日までの予定で改修が行われることになっています。


〇停止しているあいだのゴミはどうする?

この焼却場は1号炉と2号炉の2系統からなっています。
それぞれが一日当たり30トン、合計60トンの処理能力があり、状況に応じて運行しています。
今回、排ガスから基準を超えるダイオキシン類が検出されたのは1号炉。
正月明けのこの時期はゴミの量が減る傾向にあるそうで、現在のところ2号炉で対応できるため、他の施設に処理をお願いする予定はないそうです。


〇これからの運営は?

施設の改修工事により、当面ダイオキシンの排出量は基準値に落ち着くことになると思いますが、施設の老朽化は見学していても驚く程でした。
新たな施設建設には膨大な財源が必要になるため軽々に論じることはできませんが、これからを見据えて、地域の皆さんが安心して生活できるような対策を講じていかなければいけません
1月22日に加茂市議会の全員協議会が開催されますので、その際に現状の詳細と今後の対応について確認したいと思います。