小中学校の冷房、ランニングコストはいくら?
昨夏の猛暑を受けて全国的に広がる小中学校のエアコン整備。
加茂市においてはすでに全小中学校に設置され、猛暑の中でも子どもたちの学習環境が良好に保たれるよう稼働しています。
このエアコン設置については文部科学省がその設置費用の3分の1を補助していますが、実際に稼働する中で財政的に気になるのがランニングコスト。
〇光熱費、どれだけ使う?
加茂市では、整備された小中学校のエアコンの稼働が平成29年度から始まっています。
そこで、平成28年度のまだエアコンのなかった際の光熱費と、エアコンを稼働し始めた29年度の光熱費を比較してみましょう。
・小学校7校
平成28年度光熱費 1,406万円
平成29年度光熱費 1,725万円
差額 319万円の増加
・中学校5校
平成28年度光熱費 998万円
平成29年度光熱費 1,290万円
差額 292万円の増加
小学校と中学校ともに約300万円程度の増加となりました。
小中学校全体で合計611万円の増加は子どもたちの学習・生活環境を考えれば妥当な数字ではないでしょうか。
これは私の推察ですが、昨夏(平成30年)は猛暑だったので、おそらくこれよりも光熱費は上がっているかと思います。
〇エアコン整備がスタンダードなら
冒頭に書いたとおり、全国的に広がる小中学校のエアコン整備。
財政状況の厳しい地方自治体でも、子どものための環境整備を怠ることはできません。
エアコンを稼働すれば光熱費がかさむのは当然。
国(文部科学省)には現状を捉えたうえで、ランニングコストについても補助を考えていただきたいところです。
こうした地方の声は、全国の市長が集まる全国市長会から提言してもらうことで国に届くので、整備を進めることと並行して、全国的に提言に向けた動きをとっていただきたいと思います。
〇今年もブログで情報をお届けします
いつもブログを読んでいただき本当にありがとうございます。
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これは私の日々の活動の大きな励みとなっています。
今年も引き続きブログを通じて、今の加茂市の姿や私の考えをお伝えすることで、多くの皆さんから考えていただく機会を設けたいと思います。
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