松本市にて 病児保育事業を学ぶ
10月24日、長野県松本市にて病児保育事業について研修させたいただきました。
〇松本は子育て支援先進地
松本市は平成29年7月に野村総研が発表した「成長可能性都市ランキング」で全国100都市の中で総合8位、とりわけ「子育てしながら働ける環境がある」では1位となっている、子育て支援先進地です。
病児保育についても平成20年から民間医療機関の相澤病院で事業開始、その後今日では市内4施設で行われています。
ちなみに相澤病院は、スピードスケートのメダリスト、小平奈緒選手をサポートしていることで有名な病院です。
収益性の乏しいこの事業にいち早く取り組んだのもうなずけるところ。
〇やむなく預ける、救世主的役割
子どもが病気になったとき、親としてはそばについていてあげたいところですが、仕事上の都合や家庭の事情で叶わない、その際の助けとなるのがこの病児保育事業。
松本市では、平日の朝8時から午後6時まで、生後5か月から小学校3年生までの児童を受け入れています。
〇先進地事例からわかること
早くから取り組んでいるだけに、参考になることも多くありました。
例えば、利用予約をしたものの思いのほか体調改善が早く、結果的にキャンセルする率が60~80%もあるとのこと。
時期によってはキャンセル待ちをする方もいらっしゃるので、それらの連携が難しいようです。
加茂市・田上町の病児保育園も今月22日から始まり、すでに利用者もいらっしゃるるとのことです。
より良い事業執行により子育て支援として活かされるよう、わたしたち議会も注視していきたいと思います。