たきざわ茂秋加茂市議会ニュース

加茂市議会議員、滝沢茂秋の日々の活動などから見える加茂市の姿をお知らせします。

公立保育所について(その3)

 

公立保育所の今後の運営について、質問とそれに対する市長答弁がありました。

その後の再質問と所感について述べたいと思います。

公立保育所について(その1)はこちら

公立保育所について(その2)はこちら

 

〇誰のための政策か

 市長は公立保育所を廃止も統合もしないということを公約とし、市民の圧倒的な賛同を得てきたと述べられたが、この政策は誰にとって良いものでしょうか。

地域に保育所があるということは、子育て支援、地域政策として必要だという考えは理解できますが、それならば子どもたちが生活する施設として、安全環境整備が不可欠となります。

 

〇現状の公立保育所施設の老朽化

 市内の公立保育所施設は経年劣化により、子どもたちにとって安全な環境とは言えない状況が多くみられます。

 

〇芝野保育園の雨漏り

 芝野保育園では平成22年に屋根の雨漏り修繕を行いました。しかし、財政的にすべてを行うことが叶わず、半分で工事は終了

現在もそのままの状態です。

当然、雨漏りが発生するため、ホールには天井からホースが下がり、床に置いたペットボトルに水がたまるよう職員が配慮している状況です。

 

〇西加茂保育園の水道からサビ水が

 西加茂保育園では水道から錆びた水が出るため、使用前にしばらく水を出しっぱなしにして、透明になるのを待ってから使用しています。

この水を使ってうがいなどしていると考えると、子どもたちの安全環境は大丈夫なのかと疑ってしまいます。

 

〇これらについての市長見解は

 上の例を述べつつ、あらためて施設の安全環境整備について問いました。

それについての答弁は、修繕したいところだが、普通交付税が8千万円も減らされている財政状況の中ではとてもすぐにはできない

財政状況をみながら進めたい。

というものでした。

 

〇ほんとうに、この政策は誰のため?

 子どもにとってより良い環境整備を整え、加茂市において安心して子育てできる地域づくりを図っていただきたい

これが私の質問の主題です。

今回指摘した箇所以外にも、外壁が剥がれ落ちるために立ち入り禁止になっているところがある施設など、他にも修繕が必要なものが多くみられる現状。

公約だからといって、こうした施設が整備されない状況のままで事業を続けていることに対し、たいへん疑問を感じました

 

私は、子どもたちが安心して生活するため、公立保育所とその他の私立施設がより良い関係の下で成り立つよう、今後も働きかけて参りたいと考えています。