たきざわ茂秋加茂市議会ニュース

加茂市議会議員、滝沢茂秋の日々の活動などから見える加茂市の姿をお知らせします。

学校施設の安全、避難所の安全(その2)

12月定例会で学校施設の耐震化などについて質問した内容について、市長より答弁がありました。

以下、その概要です。

 

〇加茂小、下条小、石川小体育館のつり天井の改修

 加茂小、下条小、石川小の各体育館のつり天井の撤去と照明設備の付け替えには約7,800万円必要であるが、交付金は3分の1の2,600万円、差し引いた5,200万円を加茂市が支出しなければならない。

以上のとおり昨年12月に答弁したが、昨年度、今年度と国が交付税を減らしてきている

私(市長)は、市民の皆様のお幸せを第一に、施策を実施してきた。

平成30年度は市の借金返済額が1億8,000万円減少するので、先行して小中学校の冷房化、市内各体育館の冷暖房化、市民バスの新設、消防団の費用弁償の引き上げなど、多くの施策を実施した。

そのため、余裕分のお金はほとんど使ってしまうことになる

新たな事業については、再度、余裕ができるまで待たなければならない。

なお、3つの小学校体育館のつり天井は、屋根の骨組みにしっかりとくっついている強いものであり、大きな地震の際にも被害は発生していない。

今後の財政状況をみながらの検討とせざるを得ない。

 

〇下条小学校、石川小学校、葵中学校の屋外非常階段の腐食について

 29年5月23日に議会において承認されているが、現在、その実現に向けて粛々と事務を進めている。

いまのところ、答弁としてはこれにとどめておきたい。

 

〇葵中学校は震度6強で崩れる恐れあり

葵中学校の耐震補強工事については昨年度、耐震診断を行いIs値は0.4であった。(この数値は、震度6強地震で倒壊または崩壊する危険性がある施設であることを表す)

03.未満であれば倒壊の危険性が高いとなるが、そこまでの心配はない。

現時点で耐震補強工事を実施すると約2億300万円かかるが、そのうち加茂市の負担額は1億1,900万円である。

この補強工事をいつ頃実施するかは、今後の財政状況をよく見極めながら慎重に進める必要がある。

 

以上のとおりです。

これらについて、再質問を行いました。

その内容及び所感については、次回のブログで報告いたします。