たきざわ茂秋加茂市議会ニュース

加茂市議会議員、滝沢茂秋の日々の活動などから見える加茂市の姿をお知らせします。

まごころ学園・まごころ寮

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見附市にある「まごころ学園」と「まごころ寮」。

知的障がい児童・障がい者の入所施設として、現在70名の利用者がいらっしゃいます。

 

この施設については加茂市をはじめ、見附市三条市長岡市田上町が分担金を受け持ちながら運営しています。(加茂市の分担金は年額818万円)

今日はこの組合議会があり、私はその議員として出席いたしました。

 

施設環境として課題が多いことから、いま、新しい施設が建設されようとしています。

上の画像はその建設用地で工事が始まっている様子。

現在の施設では、狭い部屋に4人で生活しており、布団を敷いたら動くところもないほどになっています。

これは、現制度の設備基準では、一人当たりの居室の専有面積は9.9㎡(一人あたり6畳)に下限が設定されているにもかかわらず、既存施設に限っては旧制度が認められているので3.3㎡(一人あたり2畳)のままになっているため。

当然のことながら日常的にトラブルやケガも発生しているとのことです。

さらには、高齢となった障がい者の方も多く、バリアフリーの必要性が生じております。

私は議員として現在の施設を何度か見学させていただいておりますが、その度に環境改善の必要性を強く感じていました。

 

これらについて、職員の皆さんも心を痛めていた中で、ようやく念願の新施設が建設されるということで、入所者はじめ関係者全員が心待ちにしています。

この施設が完成すれば、一人部屋(6畳)にそれぞれ入所でき、プライバシーの配慮や介護サービスの提供も十分にできることでしょう。

総工費は6億4,700万円と膨大なものですが、経営努力により、現在の各市町分担金以上には支出を求めず行えるとのこと。

一日も早い施設の完成と利用開始を願っています。